
ダークウェブについてどのぐらい理解していますか?
もしかしたらあなたの個人情報がダークウェブに流出し、悪用されているかもしれません。
最近では、コンピュータウイルスやマルウェアなどのインターネットを使った犯罪がとても多くなっています。
その他にも薬物の売買、クレジットカード情報の流出、テロ犯罪などの温床になっています。
このようなサイトはダークウェブと呼ばれ、闇サイトとも言われています。
この記事ではダークウェブの知識から対処方法までをご紹介します。
- ダークウェブとは
- ダークウェブの仕組み
- ダークウェブで取り扱われる商品
- ダークウェブへの対処方法
- まとめ
ダークウェブとは?
まずは、webサイトの区分を知りましょう。
webサイトは以下のように3つに分ける事ができます。
- サーフェスウェブ:一般的なサイトで、検索エンジン(Google、Yahoo、Bing)などで検索され誰にでも見れるようになっている
- ディープウェブ:インターネット上には公開されているものの、検索エンジンで検索されないサイト(メールやログインが必要なサイト)
- ダークウェブ:通常のブラウザ(Chrome、IE、FireFox)ではアクセス出来ないサイト。特殊なブラウザからの閲覧のみ可能とし、犯罪の温床になる可能性が高い
ダークウェブはChromeなどの通常ブラウザからはアクセスが出来ず、限られた人しかアクセス出来ないため匿名性がとても高いです。
ダークウェブの仕組み
「通常のブラウザからアクセスできないのにどうやって見ているの?」と考えるかと思います。
ダークウェブには、ダークウェブにアクセスするための特別なブラウザが存在し、「torブラウザ」でダークウェブにアクセスすることができます。
torブラウザは匿名化機能を持つブラウザになっており、ダークウェブの情報やアクセスしている個人の情報が漏れないように作成されています。
このように外部からのアクセスを不可にしている技術を「オニオン・ルーティング」と呼びます。
玉ねぎのように何層にも個人(ユーザ)の情報を隠していることからこの名前が付けられました。
ダークウェブでやりとりされる商品
ダークウェブは犯罪の温床になりやすいとお伝えしてきました。
ダークウェブでは、やり取りされる商品に問題がある場合が多く、違法な薬品・物品・個人情報の取引に多く使われます。
- 麻薬(大麻、コカイン、覚醒剤)
- 銃
- 個人情報
- マルウェア
- 人身売買
このような商品をやりとりしているサイトがダークウェブになります。
商品を見るだけでも犯罪に関わる可能性が高くなる事が伝わるかと思います。
ダークウェブへの対処方法
普段の生活しているのであれば、ダークウェブに関わる事は基本的にありません。しかし、日頃から自身の情報がこういったサイトに流れることがないように対策をおこないましょう。
外部の攻撃者は、有益な情報を求めて不正アクセスをおこなったり、サイバー攻撃をおこなったりと日常的に無作為に情報をあつめています。
こうした行為から身を守るためにもセキュリティ対策を徹底しましょう。
アカウントの厳重管理
Googleやoutlookなどの普段よく使うアカウントの厳重管理をすることが一番大事です。
同じパスワードを使いまわさない、二重認証(ワンタイムパスワードなど)を設定することが、簡単で誰にでも実施可能な対処法になります。
パスワードを使いまわしている場合、一つのアカウントの情報が流出しただけで芋づる式に個人情報を抜かれてしまいます。
公式情報をチェック
利用しているサービスにおいて、脆弱性が発生したなどの情報は公式サイトに公開されています。
見つかった脆弱性への対処法が記載されているため、手順に沿って実施してください。
もし、脆弱性が見つかった時にはすでに個人情報が流出していて被害が出てしまっている場合は、そのサービスのヘルプサポートに問い合わせをすると同時にクレジットカードなどは再発行の手続きをしておきましょう。
セキュリティソフトを利用する
先ほど、ダークウェブでマルウェアもやりとりされている商品として紹介しました。
そのマルウェアに対しての対処法はセキュリティソフト(Norton、ウイルスバスターなど)を導入することです。
企業の情報しか狙われていないのではなく、家においてあるPCなどの情報を抜き取られていても気付いていないだけです。
企業よりも個人の方がよっぽどのことがない限りセキュリティ対しての意識は低いです。
そのため情報を抜き取るのも簡単かつ悪用できるものが多いので気を付けてください。
まとめ
今回は、ダークウェブについての概要と対処方法を紹介しました。
ダークウェブの危険性は伝わりましたでしょうか?
この記事を読んで少しでもダークウェブの知識が付き、関わると危険という認識を持ってくだされば幸いです。
一度、家や企業のインターネット環境を見直し、セキュリティ意識を高めていきましょう。