
webサイトを見ていると、「cookie(クッキー)の受け入れを許可しますか?」のように聞かれたことはありませんか?
みなさんがwebサイトを快適に閲覧できているのはこのCookieのおかげなんです。
この記事では、Cookieの知識から使用目的を紹介します。
- Cookieとは
- Cookieの種類
- Cookieの使用目的
- まとめ
Cookieとは
もちろん、食べ物のクッキーではありません。
Cookieとは会員書のようなものをイメージすると分かりやすいです。
Amazon、Twitter、Instagramなどのログイン時にIDとパスワードを聞かれたことがあると思います。
その際に1回目はIDとパスワードを入力してログインしたものの、2回目以降は自動で入力されている
という経験はないでしょうか?
Cookieには1回目のログイン時にIDとパスワードを保存したりすることができます。
その他にもサイトの訪問回数や訪問したwebサイト内の行動パターンをデータとして保存しています。
Cookieの種類
Cookieには2種類あり、ファーストパーティーCookieとサードパーティーCookieが存在します。
この2つの大きな違いは、Cookieがどこで発行されるのかという部分です。
これだけでは理解できないとので詳しく見ていきましょう。
ファーストパーティーCookie
ファーストパーティーCookieとは、ユーザーが閲覧しているwebサイトのドメインから直接発行されるCookieのことです。
ユーザーにブロックされることが少なく、Amazonなどにアクセスした時のユーザーIDや顧客情報などのデータを保存する時に使用します。
例えば、ログイン情報やユーザの住所・電話番号・クレジットカード情報などを保存しています。
サードパーティーCookie
サードパーティーCookieとは、ファーストパーティーCookieとは異なりユーザーが閲覧しているwebサイト以外のドメインから発行されたCookieのことです。
複数ドメイン間の情報共有が可能で、複数のwebサイトの閲覧情報を取得し興味関心がとても高い広告配信を行うために使用されます。
例えば、Amazonや楽天などの商品閲覧・購入履歴を参照することで類似している商品をおすすめに紹介することができます。
また、その商品を購入した人の傾向をつかむことで合わせて買えるような商品を表示するために使用されます。
Cookieの使用目的
次はCookieの使用目的を理解していきましょう。
主な使用目的は以下の2つになります。
・適した広告配信
・利便性の向上
適した広告配信
主に広告配信のターゲットとして使用されることがほとんどです。
広告配信とは、Amazonでドライヤーを探した後に全く違うサイトに訪れてもサイトの端っこなどにドライヤーがおすすめされるなどのことです。
このように広告配信にCookieを使用しており、ユーザごとの閲覧履歴を収集し関連したものを配信しています。
またChromeを使用していて、Googleアカウントにログインしている場合、設定したプロフィールを参照して年齢ごとに配信する広告を分けるなどの目的で使用されています。
利便性の向上
こちらは冒頭で紹介した、ログインなどの情報を記憶しておくことで複数回にわたる入力による手間を省き利便性を向上させるものです。
しかし、普段Chromeを使っている人がFirefoxを使ってもCookieが保存されていないため再度入力しなくてはなりません。
このようにCookieを使用することで、ユーザーの負担を減らすことができました。
ただ気をつけないといけないことがあります。
それは同じPCを共有して使ったり盗まれたりした場合、IDとパスワードが入力済みになっているので誰でもログインすることが可能になります。
またコンピュータウイルスなどに感染してしまうとここからアカウント情報の流出に繋がるので使うときには十分に気を付けてください。
まとめ
今回は、Cookieの知識から使用目的を紹介しました。
ユーザーの利便性を向上してくれるのは助かりますが、もしPC紛失した場合など情報漏洩に繋がる危険性があります。
このように世の中は飛躍的に便利になっていきますが、自身がどのようなシステムを使用していて、なんのために作られた技術なのかを考える時間を作ってみてください。
もし疑問が出てきたのであれば、周りの人に聞くのも良いですし私たちであれば力になりますので遠慮なくご連絡ください。