
皆さんは、パソコンとサーバーの違いについて、明確に説明できるでしょうか。
ここでは、パソコンとサーバーの違いについてご説明します。この、パソコンとサーバーの違いを明確に知っておくだけで、今あるITに対する理解が深まるとともに、理解できるスピードが上がると思いますので、ぜひご覧ください。
- パソコンとサーバーの違いとは?
- コンピュータの役割
- パソコンの移り変わり
- サーバーの移り変わり
パソコンとサーバーの違いとは?
パソコンとサーバーの違いについて、皆さんは明確に説明できるでしょうか。パソコンもサーバーもコンピュータであることに違いはないのですが、それぞれの違いを明確に説明するとなると、意外と説明できない人が多いです。
まずは、パソコンについてご説明させて頂きます。パソコンはもともと、「パーソナルコンピュータ」の略称です。これを知っている方は多いと思いますが、この名の通り、パソコンは個人で取り扱うものです。
そのため、パソコンの場合は個人的に利用することが多く、基本的にはほかのコンピュータに対してデータや情報を提供することは少ないです。
それに対し、サーバーはその名の通り、サービスを提供する役割を持っています。例えば、コーヒーショップがコーヒーを提供したり、飲食店が飲食物を提供するように、サーバーも何かに特化してサービスを提供しています。
皆さんが今見ているこのWebサイトも、私たちが用意したWebサーバーがサービスを提供していることで、このWebページが見られるようになっています。
先ほども言った通り、サーバーにはそれぞれ決まった役割があります。WebサーバーならWebサイトを表示するための処理を提供したり、データベースサーバーであればデータの提供や保存といったことをサービスとして提供しています。
このように、パソコンとサーバーでは大きく役割が異なりますので、その点をご理解頂ければと思います。
コンピュータの役割
コンピュータの役割について、意識したことがある方は少ないと思いますが、コンピュータはいろいろなことができるよう、汎用的に進化してきました。
以前は、何か特定の役割に特化したコンピュータが多かったのですが、パソコンの普及以降ははWindowsやMaCといった汎用的に使えるOSの上に、用途に合わせたソフトウェアを導入することにより、様々なことができるようになっています。
これはスマートフォンでも同様で、iPhoneであればiOS、Android端末であればAndroidOSが入っていて、これらに必要なアプリケーションソフトを入れることにより、目的に合わせた使い方ができるようになっています。
パソコンの移り変わり
パソコンはWindowsやMacが登場するまでは、基本的にはコマンドと言われれる文字列を黒い画面に入力してコンピュータを操作する、「CUI」という操作方法で操作するのが一般的でした。
それが、MacやWindowsが普及以降は「GUI」というマウスでの操作やタッチでの操作が可能になったグラフィカルな操作が一般的になりました。
このGUIでの操作が可能なMacやWindowsの進化は、個人によるPCの所有を世に広めました。
専門的な知識がなくとも、見たままに直感的な操作が可能なGUIが登場して以降、それが今ではスマートフォン市場に置いても当たり前となり、ITの普及に大きく効果を見せました。
サーバーの移り変わり
サーバーについて、皆さんは実際にサーバーというものに触れたことがあるでしょうか。
サーバーはパソコンと違い、その実態にあまり触れないことから、その様相を大きく変えてきました。
最初は物理サーバーといわれる、一台のハードウェアに対して一台のサーバーが機能をはたすのが一般的でしたが、その後に仮想化技術というのもが浸透し、仮想サーバーというものおおく使われることとなりました。
この仮想サーバーは、一台のハードウェアに対して、複数台のサーバーの機能を有することが可能で、物理サーバーと違い、複数台でハードウェアを共有して使うため、リソースを効率的に使うことが可能になりました。
更にのちに、クラウド技術というものが発展し、現在のようにクラウド上にサーバーを置く企業が増えてきています。
このように、サーバーは時代の変化によって、その形を大きく変えてきました。
まとめ
パソコンとサーバーの違いについて、ここまでご説明させて頂きました。
パソコンとサーバーの大きな違いは、サービスを他のコンピュータに対して提供しているかいないかという点です。
普段、ITの仕事についていない限り、サーバーに触れることはあまりないかもしれませんが、コンピュータに触れる以上、最低限この違いについては理解しておくようにしましょう。