
5Gについて、皆さんはご存知でしょうか。
5Gは新たなモバイル向けの通信システムのことで、2020年10月現在、国内ではLTEから5Gへの移行が徐々に行われています。
ここでは、5Gの特徴や仕組みについてもご紹介しますので、是非ご覧いただければと思います。
- 5Gとは?
- 5Gの仕組み
- LTEと5Gの違いとは?
- 5Gを活用した今後の活用
5Gとは?
5Gとは、5th Genarationの略称で、第5世代移動通信システムのことを示します。
以前まで、3Gが主流で通信が行われ、そこからLTE(4G)の通信技術が使われる様になり、今では5Gへの移行が行われています。
名前の通り第5世代の通信技術と言われているこの5Gですが、最大通信速度が20Gbpsにも及ぶとされています。
スマートフォンが普及される発端となった、国内でのiPhone登場時はまだ3Gまでの通信規格しかなく、通信速度が384kbps〜14Mbpsと今最も普及しているLTEの50Mbps〜1Gbpsとらべるとかなり通信が遅い状態でした。
そこから、5Gの導入により、さらなる通信の改善が見込まれています。
5Gの仕組み
5Gには、「高速大容量」「高信頼・低遅延」「多数同時接続」という3つの特徴があり、これを満たすために新しい技術が導入されています。
まず、大容量高速通信を行うために、特定の方向に電波を集中的に発射する「ビームフォーミング」という技術が使われています。
これにより、電波の強度を上げて、遠距離での通信速度を高めています。
高信頼・低遅延を満たす技術としては、新たに「エッジコンピューティング」という技術で、サーバーとの通信経路を短くすることで、通信の安定性とリアルてタイム性を確保します。
また、多数同時接続を満たす技術としては、「グランドフリー」という技術が用いられており、これはデバイスと基地局間の通信をシンプルにすることにより、基地局に多くのデバイスが同時接続できるようになっています。
LTEと5Gの違いとは?
LTEと5Gの違いについてですが、まずは先ほど挙げた通り、通信速度が5Gへの進歩により大きく向上します。
LTE自体が2010年に普及し、モバイルにおいても動画やモバイルゲームを快適に使えるようになりました。
ここから更に、5Gではスマートフォンなどのモバイルに限らず、通信速度の向上により様々なビジネスので活用が期待されています。
また、通信の遅延がLTEと比べると10分の1になり、基地局への同時接続台数が10倍になると言われていることから、今現在ある通信制限がより緩和されることが見込まれます。
IoTが広まる現在において、これはIoTを活用したビジネスのさらなる発展を意味します。
5Gを活用した今後の生活
さて、ここまで5Gについて色々と解説させていただきましたが、5Gの登場により今後の私たちの生活が更に進化すると言われています。
まず、通信速度のや品質の改善により、動画のさらなる高解像度化が進むと言われています。
5Gの到来により、モバイルにおいても4Kや8K動画の配信が見込まれています。
また、IoTを生かした生活設備のインターネット接続による、生活の利便性向上や自動運転や医療においても5Gが活躍するとも言われています。
こうした例は一部に過ぎず、様々なコンテンツや情報がインターネット上に公開されている現在、5Gの活用による生活への影響は計り知れません。
皆さんも是非、新たに登場した5Gを活用いただき、生活やビジネスの幅を広げるきっかけにしていただければと思います。