
この記事では、インフラエンジニアがどのような仕事をしているか説明します。
- ITを影で支えるインフラエンジニアとは
- そもそもインフラエンジニアとは
- 具体的な業務内容とは
- こんな人にオススメな職種です
ITを影で支えるインフラエンジニアとは
インフラエンジニアの仕事はその名の通り、ITに必要なインフラ環境を構築することです。インフラとは、インフラストラクチャーの略で、「水道」「ガス」「電気」など人が生活するために必要不可欠なものです。
これをITに例えると、情報の受け渡し、加工、保管を行うサーバーや通信を行うために必要なネットワークなどが、ITのインフラとなります。そのため、インフラエンジニアはインフラ環境を構築することが、基本的な業務になります。
インフラエンジニアは、フロントに出ることは少なく、影で支えることが多いといえます。
そんな、インフラエンジニアの年収は、460万円前後と言われています。企業のインフラエンジニアとして、働いていく場合は経験やスキルを積めば、IT業界でも高水準の報酬は獲得できると言われています。
そもそもインフラエンジニアとは
インフラエンジニアの業務は、ITのインフラを構築することですが、大きく分けて3つの業務内容があります。それが以下の3点になります。
- 設計
- 構築
- 運用
設計
設計とは、簡単に説明すると要件定義された内容をもとに、インフラ環境を構築する段取りを決めることです。その情報から、通信量を予測し、サーバーのスペックやネットワーク環境を予測することが業務です。またエラーが出た場合、どのように対処するかを事前に考察し、万が一に備えることも設計の一部です。
構築
構築では、設計段階で必要と判断された「ハードウェア」「ソフトウェア」「ネットワーク環境」を構築します。その内容とはサーバーの選定や設定、必要なシステムの構築、ネットワーク環境構築に必要な機器の選定や配線などがあります。
運用
設計や構築が完了して、実際に運用を開始しますが、少なからず問題が生じることがあります。予想していた通信量を超えて、通信があった場合はサーバーはダウンしてしまいます。その復旧などの対応が必要になってきます。
具体的な業務内容とは
インフラエンジニアは、先ほどもお伝えした通り、サーバーやネットワーク環境の構築をすることが業務です。しかし、実際にどのような作業をしているのかわかりづらいと思います。そのため、今回はWi-Fi環境の構築を例として説明します。
一般的に広く普及しているWi-Fiですが、この環境を構築するために様々なものが必要です。
インフラエンジニアはその環境を構築するために、プロパイダーやルーター、セキュリティなどを使用環境に応じたものを選定して設定を行い構築します。
自宅用なら簡単に設置することが可能ですが、業務で使用する場合は広さや通信量によって、機器や配置などを検討する必要があります。
業務用の場合は無線AP(アクセスポイント)を設置し、ルーターと無線APで役割を分けて設置します。通信量が多い場合はより高性能な機器を選定し、通信量が多い場合でも負荷に耐えられる環境を構築します。
インフラエンジニアは、こういった業務をすることが多いため、プログラムをかくことは多くありません。しかし、場合によってはプログラミングが必要な時もあります。そのため、インフラエンジニアも最低限のプログラムの知識は必要です。
こんな人にオススメな職種です
インフラエンジニアは、縁の下の力持ちになることが多いので、サポートが得意な人にオススメな職種です。
インフラ部分はユーザーが見る機会が少ないため、地味なイメージが強くなりますが、必要不可欠な職種です。表面に出ることが少ないとはいえ、インフラがないとシステムが動かないのは事実です。
また、インフラはシステムの根幹部分にあたるため、インフラに詳しくなるとシステム全体のイメージがしやすくなるので、システムのイメージが浮かばない方は最初にインフラ周りの知識を学習することをお勧めします。
いかがだったでしょうか?
仕事を依頼する際に、様々なエンジニアがいるので、誰に相談していいか悩まれることがあると思います。エンジニアも、Dr.のように専門的に扱っている分野があります。
そのため、悩みが今回説明した内容に当てはまっていれば、インフラエンジニアにご相談ください。
周りにインフラエンジニアがおられない場合は、Ederorでもご相談可能ですので、お問い合わせください。
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