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コンピューターの時間はどうやって合わせる?NTPを解説

コンピューターの時間はどうやって合わせる?NTPを解説

最近では、時間を調べるときに時計ではなくスマートフォンなどのデバイスを使うことも多いのではないでしょうか。しかし、そうしたデバイスがどうやって正確な時刻を表示しているのか、その仕組みはあまり知られていません。今回は、デバイスが正確な時刻を取得するときに使われるNTPについて解説していきます。

デバイスで使われる時刻

皆さんは、今の時間を調べるときに何を使いますか?時計を使う人も多いかとは思いますが、最近ではスマートフォンで時間を確認できるから腕時計をしないという人もいます。

そういう人にとって、スマートフォンに表示される時間は、絶対のものかと思いますが、ではどうしてスマートフォンの時刻を正確な時刻だと信じられるのでしょうか。

それは、スマートフォンの時刻は、基本的にズレないからです。スマートフォンの時刻が、進んでしまったり、逆に遅れてしまったりということは基本ありません。

さらに、それは自分のスマートフォンの時刻だけでなく、他の人のスマートフォンでも時刻のズレはありません。

そのため、腕時計をしている人でも、正確な時刻を知りたいときには、スマートフォンを使う人は多くいます。

では、どうやってその正確な時刻を刻んでいるのでしょうか。スマートフォン一台一台に正確な時計を仕込んでいる、というわけではありません。正確な時刻の鍵は、NTP と呼ばれる仕組みにあります。

NTP とは

NTP は、Network Time Protocol の略です。

ネットワークに接続されたデバイスの時刻同期に使われるプロトコルで、ポート番号は 123 番を使用します。

NTP を使用する際には、使用する NTP サーバーをデバイスの時刻同期先として指定すると正確な時刻が同期されてきます。

NTP サーバーは、Stratum という階層構造になっていて、最上位の NTP サーバーは、原子時計をもとにした正確な時刻を取得しています。

下位の NTP サーバーは、その NTP サーバーを参照して時刻同期を行います。

この階層は、最大で 15 まであり、デバイスでは、どこかの NTP サーバーを時刻同期先に設定することで正確な時刻を取得しています。

このように各デバイスで同じ情報源を持った正確な時刻を参照しているからこそ、別のデバイスでも同じ正確な時刻を刻めるようになっています。

時刻を正確にする意味

デバイスに表示される時刻が正確な場合、様々な利点があります。

まず、一つ目は当たり前ですが時刻が正確なので、自分が時間を知るために使えます。

そして、二つ目はデバイスのログに正確な時刻が刻まれるようになるため、障害が発生した際などに、意味のある情報を使用することができます。

例えば、デバイスが予期せぬ動きをしたときに、いつその事象が起きたのか知るためには、ログを確認する必要があります。ログには、ログが記載された時刻とログの内容が、セットで記載されています。

そのため、デバイスの時刻がズレていると、いつ事象が発生したのかを参照しづらくなり、ログを意味のある情報として使うことができなくなります。

最後に、三つ目は時間指定で自動的に起動するツールを正確に使えるようになります。

もし、毎日 18:30 になったら、誰かにメールを送るというプログラムを作成していたとしても、そもそもの参照している時刻がズレている場合、デバイスはそのズレを認識できないので、間違った時間でメールを送ることになります。

全員が同じ時間を使っているということは、様々なシステムの基礎の部分で、とても重要なことだとご理解いただけたでしょうか。

スマートフォンやパソコンのみならず、サーバーやネットワーク機器でも NTP は必ず設定します。

簡単な仕組みですが、なくてはならないものですので、これを機に意識してみてはいかがでしょうか。

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