
AWSというクラウドサービスをご存知でしょうか。AWSは、Amazonが提供しているクラウドサービスで、世界で最も活用されているクラウドサービスです。今回は、そんなAWSについて紹介していこうと思います。
- AWSとは
- AWSの代表的なサービス
- AWSを使用するメリット・デメリット
AWSとは
AWSは、Amazon Web Servicesの略で、Amazonが提供しているクラウドプラットフォームのことです。世界中のデータセンターから175以上のサービスを展開しています。
クラウドについては、以前こちらの記事で説明していますので、まだ読んでいない方は、是非この機会に読んでみてください。
もともとは、Amazonが社内で大量の商品の在庫管理やデータ分析を行うために、インフラを構築していましたが、そのノウハウを使ってサービスとして提供し始めたのが始まりです。
AWSを使えば、インターネットを介して、サーバー・ストレージ・データベース・ソフトウェア・人工知能などの様々なコンピューターを使ったサービスを使うことができます。
また、それらのサービスを使用する際にも、使用した分だけの課金で済むため、コストを抑えつつサービスを利用することができます。
AWSの代表的なサービス
AWSには、様々なサービスが用意されていますが、その中から代表的なサービスを3つご紹介します。
Amazon EC2
Amazon EC2は、IaaSのサービスです。
ユーザーは画面を操作するだけで、必要に応じて仮想サーバーを構築することできます。
仮想サーバーのOSは、Windows、Linux共に利用でき、これらの環境を数十秒という短い時間で利用することができます。
テンプレートを作成し、一度に大量の仮想サーバーを展開することも可能です。
Amazon S3
Amazon S3は、ストレージサービスです。
保存できる容量などに制限がないため、大量のデータの保管先として使うことができます。
また、非常に可用性が高く、データを安全に保管することができます。
Amazon RDS
Amazon RDSは、フルマネージドなデータベースサービスです。
データベースを利用するにあたっての敷居が非常に低く、管理画面からいくつか設定するだけで、MySQLなどのデータベースを使用することができます。
AWSを使用するメリット・デメリット
AWSを利用するにあたって、いくつかメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
- 初期費用が安い
ハードウェアやソフトウェアの構築が必要ないため、初期費用を抑えることができます。また、使用が終わればリソースを削除して課金を止めることもできるため、固定費を下げることができます。 - セキュリティが強い
AWSは、柔軟性とセキュリティの観点で、最高レベルのクラウド環境となるように設計されています。そのセキュリティの強さから、米国の政府機関や銀行などの、機密性の高い組織でも使用されており、安心して使うことができます。 - 柔軟性が高い
必要な時に必要な分だけサービスを利用することができます。そのため、環境の構築までのスピードが早く、迅速にビジネスに活かすことができます。また、既存のスペックで不足する場合にも、簡単に拡張させることができます。 - 事業に専念できる
クラウドサービスでは、物理的な機器の管理は、クラウドサービス事業者が行います。そのため、利用者はサーバーの管理などに無駄なリソースを割く必要がなく、より事業に専念できるようになります。
デメリット
- ランニングコストは高くなる場合も
AWSの料金は、従量課金制となるため、利用方法によっては、オンプレミスの環境や定額制のサービスと比べてコストが高くなる場合があります。また、毎月の利用料が変動するようになるため、予算を組むのが難しくなります。 - エンジニア不足
クラウドサービスは、比較的新しい技術のため、まだまだエンジニアが不足しています。そのため、ノウハウを持ったエンジニアがおらず、導入したくても難しい場合があります。また、AWSでは、常に新しいサービスが増えているため、継続して勉強していく必要があります。
いかがだったでしょうか?
AWSは、これからもますますサービスが増えて、よりビジネスで必要となる場面が増えてくるかと思います。
これを機にぜひクラウドサービスの導入をご検討されては、いかがでしょうか。