
この記事では、IoTエンジニアについて説明します。
- IoTエンジニアになるメリット
- そもそもIoTエンジニアとは
- IoTエンジニアが使用するスキルについて
- こんな方にオススメな職種です
IoTエンジニアになるメリット
IoTエンジニアとは、IoTに関するシステムを開発するエンジニアのことをさします。IoTに関して詳しく知りたい方はこちらへ。
IoT市場は2019年時点で約7兆2000億で、2024年には約12兆6000億になると予想されています。そのため、IoT市場は増加傾向にあると考えられ、それに関わるIoTエンジニアの需要は増加することが考えられます。
現在(2020/12/1)では、IoTエンジニアの年収は400万円から700万円と幅広い値にあります。未経験の場合は300万円から400万円といわれており、経験年数が多い場合は1000万円以上といわれています。
エンジニアは経験年数やスキルと共に報酬は増加する場合が多く、将来を考えたキャリアプランの構築が重要になります。そのため将来的に需要があるスキルや経験を取得することができる、IoTエンジニアは選択の一つとして加えておいても損ではないと考えます。
そもそもIoTエンジニアとは
先ほど簡単にお伝えしましたが、IoTエンジニアはIoTに関するシステム開発に携わるエンジニアのことを指します。では、どのような知識が必要なのか説明します。
- 組み込み系・制御系
- ネットワーク
- セキュリティ
- アプリケーション開発
- AIや機械学習
組み込み系・制御系
IoT機器が正常に作動するためには、その仕組みが重要です。この組み込み系・制御系では、主にOSの知識が重要になります。また、そのOSを設定する際に正常に作動するかどうかだけでなく、処理速度や消費電力が最適なものか、などの判断も重要になります。
ネットワーク
IoT機器はネットワークを介して、操作を行うためにネットワークの知識やスキルは必須になります。Bluetoothの場合は省電力で稼働できるが扱えるデータ量は小さくなるといったことにも触れる必要があります。
セキュリティ
IoT機器にもセキュリティは必要で、セキュリティをしっかりと設定しておかないと、個人情報の漏えいなどのリスクがあります。Bluetoothのセキュリティについて説明した下記の記事を参考にご覧ください。
アプリケーション開発
ユーザーがIoT機器を快適に操作するためにアプリケーションが必要になり、そのアプリケーションを開発するスキルや経験も重要になります。また、データを取得し保存や管理を行うためにバックエンドの知識も必要です。
AIや機械学習
IoT機器には、個人に合わせた動作を行うために学習を行う機器があります。その機器のニーズは今後増加すると考えられ、収集したデータから最適な動作を行うためにAIや機械学習のスキルが必要になる場合もあります。
IoTエンジニアが使用するスキルについて
先ほど、IoTエンジニアに必要な知識について説明しました。この章では、実際にどのようなスキルが使用されているのか説明します。
- OS
- プログラミング言語
OS
IoTを制御するには、必ずOSの知識が必要です。OSについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
現在、IoTで使用されているOSとして、LinuxやMacOS、Windows、iOSやAndroidなどがあります。現在、組み込み系のOSとして多くのシェアを獲得しているのがTRONで、そのシェア率は60%と言われています。
このTRONは日本人が開発したOSで、非常に高いリアルタイム性をもち、なおかつ不必要な機能は削除できるといった性能をもちます。
プログラミング言語
IoTで使用されているプログラミング言語は、PythonやJava、C++メジャーな言語としてあげられます。
Pythonに関しては、機械学習やAIの分野でもメジャーな言語のため、IoTと相性がいいといえます。Javaが使用される理由は、OSに関わらず使用できることとセキュリティ面で信頼が高いことがあげられます。C++に関しては、オブジェクト指向で複雑な内容にも対応でき、処理が早く行える点が考えられます。
こんな方にオススメな職種です
IoTエンジニアは、現在エンジニアとして活動していてある程度知識やスキルがあり、キャリアの変更を考えている方にオススメな職種といえます。今後、需要は増加していく分野になるので、新しい知識やスキルが身につけられる可能性が考えられます。
IoTエンジニアとして活動するには、多くの知識やスキルが必要になります。そのため、未経験からIoTエンジニアになれる可能性は高くありません。未経験の方がIoTエンジニアを目指すためには、この記事であげたスキルや知識を細分化し、まず一つを習得しておくことをオススメします。
いかがだったでしょうか?
今回はIoTエンジニアについて説明しました。今後、IoTエンジニアになりたい方はぜひ参考にしていただければ幸いです。現在未経験で、エンジニアとして活動されたい方はこちらよりEderorのLINEオープンチャットにご参加ください。