簡単にサービス展開できる!？Herokuについて解説。

今回は、Herokuというクラウドサービスについて解説していきたいと思います。

HerokuはPaaSと呼ばれる形態のクラウドサービスで、利用者は開発したWebアプリケーションをサーバーやネットワークの煩雑な構築作業なくして公開することができます。

もっと詳しく知りたいという方は是非ご覧ください。

Herokuとは？

HerokuはPaaSと呼ばれる形態のクラウドサービスで、利用者が効率的にWebアプリケーションを管理・開発できるよう、公開に必要な環境を提供してくれます。

PaaSは、プラットフォームをサービスとして提供してくれるクラウドのサービス形態で、利用者はサーバを構築したり、ミドルウェアを準備したり、ネットワークを構築したりといった手間をかけることなくサービスを展開することができます。

Herokuのサービス自体は、多くのクラウドサービスを展開しているアメリカのSalesforce社がサービスを展開しており、利用者も安心してサービスを利用できるのがHerokuの特徴です。

Herokuを使うメリットは以下が挙げられます。

まず初めに、Herokuは無料で利用することができます。

アプリケーションを開発したい場合、通常だとレンタルサーバーやクラウドを利用するのにコストがかかります。

しかし、Herokuの場合はライトな利用をする分には無料で使うことができます。

サービスを広く展開するとなると別途、有料のプランを使う必要がでてくるとは思いますが、開発段階のアプリケーションを試しに公開してみたい場合や、趣味でWebアプリケーションを公開する場合については無料利用で全く問題ありません。

※Herokuの価格については公式サイトをご確認ください。

また、アプリケーションを開発した後も、サーバーやネットワークのメンテナンスや保守を継続的に行わなければいけないのが従来のWebサービスの運用手段でしたが、PaaSであるHerokuの場合はその点の管理をお任せできるのもおすすめです。

Herokuでは、簡単にアプリケーションの公開を行うことができます。

実際にWebアプリケーションを公開する場合は、Herokuとgitをご自身が使うパソコンにインストールする必要があります。

Herokuはアカウント登録が必須なので、事前に公式サイトでアカウントの登録を済ませておくことをお勧めします。

一点、注意点としては、Herokuを利用するためにはgitの知識が必要なので事前に学習するようにしましょう。

アプリケーション公開までの流れは以下です。

実際は細かな作業が各工程で挟まりますが、大まかな流れはかわりません。

従来必要だったサーバー構築やネットワークの設計には多くの手間がかかります。その点、Herokuを利用すると大幅に工数を削減できるため、コスト削減にもつながります。

また、初心者は環境構築につまずくことが多く、アプリケーションの開発により専念してもらうためにも、Herokuの使い方を覚えることで、初心者学習に対する挫折を防ぐことにも繋がります。

Herokuを利用することにより、アプリケーションを公開するまでの工程を大きく省略することができます。

アプリケーションを公開するための環境構築は手間がかかり、セキュリティ面も気にしなければならないため、多くのコストが発生します。

しかし、Herokuの利用はこれらの悩みを解決してくれます。

また、開発に専念したい場合や、人員的にリソースが足りていない場合・環境構築に対する知見がない人にとってもHerokuは利用するべき価値があるのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。

Herokuの利用は、アプリケーションをこれから開発してみたいという方を後押しするとともに、利用者の作業工数を大幅に減らしてくれます。

もし、Herokuを使ったことがないという方は、これを機に利用してみてはいかがでしょうか。