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DCとは?データセンターについて解説!

DCとは?データセンターについて解説!

データセンターについて、皆さんはどういったイメージをお持ちでしょうか。

DCと呼ぶこともあるデータセンターですが、セキュリティの観点からその詳細についてはあまり語られることはありません。

データセンターの場所はテロ対策ために正確な場所が公表されることが少なく、あまり生活の中で意識したことはないのではないでしょうか。

今回はそんなデータセンターについて解説していこうと思います。

  • データセンターとは?
  • データセンターが提供するサービス
  • データセンターのセキュリティについて
  • サポート・保守体制

データセンターとは?

データセンターは、簡単に言うとサーバーやストレージ・ネットワーク機器などが設置・管理されている場所のことを示します。

一般の企業や団体では、IT機器を設置する場所の確保や設備投資するコストを抑えるために、自社のシステムをデータセンターに設置するといったことを良く行います。

場所によって設備自体の品質や提供されているサービスが異なるデータセンターですが、「場所」・「ネットワーク」・「電力」を提供するというサービスモデルはどこも変わらないため、安定した環境でサーバー等のIT機器を稼働させることができます。

また、膨大なデータや情報資産を預かるデータセンターのセキュリティが厳しく、関係者以外は立ち入ることができないのが一般的です。

関係者であっても入館前に申請が必要で、入館する際は身分証の提示を少なからず求められます。

データセンターが提供するサービス

データセンターでは先ほども触れた通り、IT機器が稼働しやすい環境が整えられています。

電源やインターネット環境、空調を整備していることに加えて地震なども想定して設備自体が整えられているため、日々安定してIT機器を運用することができます。

こうした安定した環境下のもと、データセンターでのサービス提供形態は大きく分けると「ホスティング」と「ハウジング」と呼ばれるサービス形態にわけることができます。

ここでは、ホスティングとハウジングについて、それぞれご説明しようと思います。

ホスティング

ホスティングは、サーバーやネットワーク機器自体をデータセンターやホスティングの業者が用意する形態のサービスです。

利用者はサーバーやネットワーク機器を購入する必要がなく、契約を交わすだけで希望するIT機器を利用することができます。

多くのレンタルサーバーはホスティングで提供されることが多く、ネットワーク経由で利用者はサーバーを利用することができます。

ホスティングのメリットとしては、関連する機器やネットワークの管理はホスティングを提供する側が行ってくれるため、運用コストが少なくて済むというメリットがあります。

ハウジング

ハウジングはホスティングとは違い、自社で所有しているサーバーやネットワーク機器を設置する場所を借りてデータセンターで運用することを言います。

ハウジングの場合はデータセンターのラックを借りて自社のサーバーやネットワーク機器を利用し、契約内容によって利用できるラックの数や機器の個数が変わってきます。

ホスティングと違い、利用できる機器を自由に選定できるのがハウジングのメリットです。

セキュリティについて

セキュリティについて、データセンターに求めらえるセキュリティ水準は非常に高く、データセンターの運用は日々の様々なセキュリティ問題に対応する必要があります。

データセンターの中には生体認証や金属感知器の導入、セキュリティカードや持ち込み可能物を制限することによりセキュリティ水準を高めているところもありますが、すべてのデータセンターでこれらを導入できるとは限りません。

セキュリティの運用はコストが高く、専門知識を要するため人材確保が難しい現状があります。

こうした中で、セキュリティを保ちつつ、効率的かつ利便性を保つことがデータセンターの運用には求められます。

また、セキュリティの一環として継続してシステムが利用できることも求められます。

地震や火災、停電の際にシステムを継続的に動かすことができるように、データセンターでは耐震構造で建物が建設されており、停電対策としては自家発電設備が備わっていることが重要になります。

サポート・保守体制

データセンターのサポート体制についてですが、基本的には365日24時間有人での設備監視が行われているところが多いです。

多くのデータセンターではセキュリティポリシーをもとに、日々の監視業務や運用業務が定型化されています。

データセンター館内を担当者が巡回し、監視・運用を行っていたり、監視システムを導入してシステムの監視していたりという業務は決められた内容のもと、担当者が業務を遂行します。

もちろん、サポート内容は契約により大きく内容が異なることもあります。

基本的なサポートに加え、必要に応じてオプションで様々なサポート契約を結べる場合もあります。

企業にとって、業務影響が大きいものについてはサポート体制を手厚くして置き、クリティカルに影響が出ないものに関しては追加でサポートを申し込まないなど、利用者は目的に沿った契約を締結することが大切です。

いかがだったでしょうか。

データセンターの存在はあまり意識しないかもしれませんが、ITサービスを利用するユーザは必ずと言っていいほどデータセンターに設置されているIT機器が提供しているサービスを利用しています。

ITのサービスを利用する際は、データセンターの存在についても少し意識してみてはいかがでしょうか。

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