
みなさん、「シンギュラリティ」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
人工知能の研究開発が加速する中で、シンギュラリティという言葉が誕生しました。
一番想像しやすい物だと、映画「ターミネーター」のような世界が現実に起こるかもしれないということです。
今回は、シンギュラリティの概要とどのようにAIを活用していくのかについて紹介します。
- シンギュラリティとは
- シンギュラリティはいつ来る?
- 今後どのようにAIをいかしていくのか
- まとめ
シンギュラリティとは
シンギュラリティとは、日本語訳にすると「技術的特異点」と言われ、人工知能(AI)が発達し人間の知能を超えることを指す言葉です。
人間の知能を超えることによって、AIはAI自身でより賢いAIを作ることが可能になり、人間の知能とは区別できないどころかAIの方が知能が高くなるとまで言われています。
AIが人間の知能を超えることによって、今まで人間が想像出来なかったことを現実世界に創り出すことが可能になると言われています。
その一方で、先ほど紹介した映画「ターミネーター」のようなAIが人間を殺すような世界になるかもしれないと言われています。
シンギュラリティはいつ来る?
前章でシンギュラリティについて紹介しました。
シンギュラリティはレイ・カーツワイル博士が提唱しているものであり、その著書によると「2045年にシンギュラリティに到達する」と記述されています。
このことから「2045年問題」と呼ばれ、人間が行う開発は人工知能(AI)が最後と言われています。
人工知能(AI)が人間を超えるためには、パターンの認識能力や生物と機械においてアルゴリズムが異なることなどの課題が多くあります。
パターン認識能力とは、言語や文脈が異なるものを同一のものと認識できる能力のことを指します。
このように機械が人間の知能を超えることによって、人間が機械に依存しながら生きていく世界になってしまうかもしれません。
今後どのようにAIを活かしていくか
シンギュラリティによって、私たち人間の生活は大きく変わっていくことになります。
どのような変化があるのかここでは3つ紹介します。
仕事がなくなる
仕事がなくなるというのは、人工知能(AI)が開発されるようになってからずっと言われています。
シンギュラリティによって今まで人間が行っていた業務が人工知能(AI)の搭載された機械が行うことになります。
電話対応やデータ入力などの業務は今でも機械が行っている部分もありますが、それ以上に電話対応の対応フローやデータ入力だけでなく抽出、解析などデータの活かし方まで人工知能(AI)が考える時代になっていきます。
AIがAIを作るようになってしまっては、もしかしたらエンジニアという職業もなくなってしまうかもしれませんね。
労働力が削減できる
シンギュラリティの時代が到来すると、今まで人間が行ってきた仕事を機械がやることになるので大幅に労働力が削減できます。
今の時代でも多くの仕事が機械に代わっていますが、まだ人間が行っている仕事の方が多いです。
大幅に労働力が削減できることによって、社会問題となっている過労死や働き過ぎによるうつ病の発症率は下がることが期待されています。
しかし、何もすることがなくなった人間は無気力状態となってしまい、どちらにしろうつ状態と変わらないかもしれません。(※筆者の個人的な意見です)
物価が下がる
多くの仕事を機械が行うことによって、人的コストがかからなくなり結果的に物価が下がることが期待できます。
機械は人間と違い休憩を必要としませんし、常時(24時間365日)稼働することが出来ます。
物価が下がることはいいことですが、需要が満たされてしまうことで供給過多になるのではないかと懸念されています。
需要と供給のバランスも人工知能(AI)が考えるようになれば、人間は機械に支配されているといっても間違いない世界と言えるかもしれません。
まとめ
今回は、シンギュラリティの概要とどのようにAIを活用していくのかについて紹介しました。
今後の世界は人間にとってより良いものになっていく反面、機械に支配されるなど少し怖い面もあります。
あと、30年もしない間にシンギュラリティ時代が来ると言われているので、今後世界がどのようになっていくのか観察するのも楽しいかもしれないですね。