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[第4回] ナレッジ通信

[第4回] ナレッジ通信

ご覧いただきありがとうございます。ナレッジ通信ではITに関連する事柄を毎週月曜日に配信しています。

3つのトピックスに沿って、要点を簡潔にまとめて皆さんに共有することを心がけています。

記事内容は1,2分で読める内容にしておりますので、お気軽にお楽しみいただければと思います。

今回のトピックスは以下です。

  • SQL
  • クラウドファースト
  • IPA

SQL

SQL(エスキューエル)とは?

SQLはデータベースを操作するためのコンピュータ言語です。

データベースはデータの蓄積や検索、整理を効率的に行うためのソフトウェアです。

SQLはデータベースの操作を目的としているため、開発を行う際のプログラミングはできませんが、SQLを利用することで複数かつ大量の情報をデータベース上で管理することができます。

SQLはこうしたデータベースを操作するための代表的なコンピュータ言語として、世界的に利用されています。

SQLが利用できるデータベース

SQLは国際的に標準化されており、1986年から仕様の統一化が図られるようになりました。

そのため、SQLは世の代表的なデータベースのほとんどで利用することができます。

データベースの代表的なソフトウェアには以下があり、世界中のエンジニアが日々SQLを利用してこれらの操作を行っています。

  • MySQL
  • MariaDB
  • Oracle Database
  • PostgreSQL
  • SQLite

データベースを利用するシステム

データベースは、データを扱う必要のあるソフトウェアやシステムのほとんどで活用されています。

Webアプリケーションやスマートフォンのアプリ、業務用に扱う勤怠・経理用のシステムの多くでデータベースが利用されています。

今や、データベースはあらゆるシステムでなくてはならない存在となっており、世界中のデータが今日もデータベースに保存されています。

クラウドファースト

クラウドファーストとは?

クラウドファーストは、システム開発やシステムの環境構築の際に利用される考え方です。

この考え方は、民間企業だけでなく公共機関や官公庁もクラウドファーストの導入を行っており、新規のシステム導入にはクラウドを優先的に採用することが推し進められています。

これまで組織ごとに独自にシステムの環境を構築・開発を行っていたものが、クラウドを利用することにより、低コストかつ短期間でシステムの構築が可能になります。

クラウドを利用する利点

クラウドを利用することで、従来のオンプレミスと言われる環境にはない以下の利点があります。

  • 初期費用が安価
  • 環境構築が容易かつ短期間で行える
  • システムの拡張が容易
  • BCP対策が容易

クラウドは物理的にハードウェアを購入する必要がないため、初期費用を抑えることができます。

また、各種ハードウェアの調達が必要ないこともあり、短期でのシステム環境の構築が可能です。

システムを運用するうえで、クラウドはシステムの拡張が柔軟であることから、利用者が増えてシステム負荷が増加した際も簡単にシステムのスペックを上げることができます。

そして、クラウドではバックアップやシステムの冗長化が簡単に行えるため、システム障害の際に問題に対処しやすいといったメリットもあります。

クラウドとオンプレミスの違い

クラウドとオンプレミスの違いについてここでは解説します。

クラウドはクラウド提供事業者により、システムの環境やサービスが提供されていますが、オンプレミスは組織ごとに独自にハードウェアの調達・構築を行います。

オンプレミス環境は各自管理を行う必要がありますが、初期費用以降のランニングコストが安く抑えられるといったメリットもあります。

システムの利用用途によっては、オンプレミスの環境を利用したいという企業・組織が今も多くあるため、今後しばらくはオンプレミスとクラウドのハイブリッド環境が展開されます。

IPA

IPA(アイピーエー)とは?

IPAはInformation-technology Promotion Agency, Japanの略称で、2004年1月5日に設立された独立行政法人です。

IPAは国内の社会的なITの普及とそれに伴う人材の育成や、技術振興を行うことを目的として組織されました。

国内の情報系の国家資格である「情報処理技術者試験」もIPA主導で運営がなされています。

情報処理技術者試験について

情報処理技術者試験は、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定の水準以上であることを証明するための試験です。

試験難易度はレベル1~レベル4までの試験が用意されており、レベル4の「高度情報処理技術者試験」の合格率は10%前後と、高い難易度が設定されています。

セキュリティ面でのIPAの活動

IPAは長年、情報セキュリティに関する調査や研究を行っている機関としても知られています。

セキュリティ対策についてのガイドラインや、利用者の多いソフトウェアに関する脆弱性情報についてはIPAのサイト内で確認することができます。

また、セキュリティについての広範な知識をサイト内で得ることができるため、セキュリティに関する知識を得たい方や、仕事でシステムを利用される方は一度確認してみることをお勧めします。

謝辞

最後までご覧いただきありがとうござました。

ナレッジ通信では、今後も皆様のお役に立てるような内容を発信していきます。

ご意見、ご感想等ありましたら以下までご連絡頂けますと幸いです。

support@ederor.com

今後ともよろしくお願いいたします。

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