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[第6回] ナレッジ通信

[第6回] ナレッジ通信

ご覧いただきありがとうございます。ナレッジ通信ではITに関連する事柄を毎週月曜日に配信しています。

3つのトピックスに沿って、要点を簡潔にまとめて皆さんに共有することを心がけています。

記事内容は1,2分で読める内容にしておりますので、お気軽にお楽しみいただければと思います。

今回のトピックスは以下です。

  • DeFi
  • VPN
  • API

DeFi

DeFi(ディーファイ)とは?

DeFiは分散型金融(Decentralized Finance)の略称です。

DeFiはその名の通り、中央管理者のいない金融仲介のためのアプリケーションのことを示します。

また、DeFiの実現にはブロックチェーン技術が使われており、これにより管理者のいない分散管理型のシステムが実現しました。

DeFiの特徴

DeFiはこれまでの組織・人間が管理するシステムとは違い、これらの管理を主にスマートコントラクトという技術を利用して行います。

これまでは管理者がいることにより取引スピードの制限や、ユーザー自身で資産を管理することができない問題がありましたが、スマートコントラクトを利用することにより、これらが改善されました。

スマートコントラクトは、簡単に言うとブロックチェーン上で自動的に契約を実行する仕組みのことです。

スマートコントラクトで行われた契約は、分散管理されたブロックチェーンのネットワークに記録されるため、管理者がおらずともその契約の正当性が担保される仕組みになっています。

DEXについて

DEXは分散型取引所(Decentralized Exchange)の略称で、スマートコントラクトを利用した管理者のいない取引所のことを示します。

DeFiの中でも、DEXはユーザー同士での暗号通貨取引を行うために利用されています。

DEXを利用することにより、透明性の高い取引が可能となりました。

また、管理者による取引の確認作業がなくなり、これまで管理者に支払っていた管理手数料がなくなるといったメリットもあります。

デメリットとしては、ネットワーク全体を支えるコンピュータに支払われるネットワーク手数料は、ネットワーク利用者が多くなればなるほど高くなることがあげられます。

手数料の面においては既存の金融サービスよりも高くなる恐れがありますが、組織が管理する暗号通貨の取引所よりも手数料が高くなることはないので、その点は安心してご利用いただけます。

VPN

VPN(ブイピーエヌ)とは?

VPNはVirtual Private Networkの略称です。

通常、離れたネットワーク同士で通信を行う際は、インターネット経由での通信を行います。

しかし、インターネット経由の通信は外部からの盗聴リスクがあり、VPNはこの問題を解決するために利用されます。

企業や組織は、内部で機密情報を多く扱います。これらの情報を遠く離れた拠点との間で通信を行うのに、以前は「専用線」と呼ばれるその組織専用の回線を用意して通信を行っていました。

また、専用線は非常にコストが高く、小さい組織ではその利用が困難でした。

こうした中で、VPNは拠点間の通信に暗号化技術を用いることで、通信の安全性を保つことができます。

これにより、企業・組織は専用線を用意することなく、低コストで安全な拠点間通信を行うことが可能となりました。

VPNの種類

VPNには大きく分けると以下の2種類があり、それぞれに特徴があります。

  • インターネットVPN
  • IP-VPN

インターネットVPNはインターネット回線を介してVPNを構築することができ、安価にVPNを利用できます。

インターネットVPNには、SSL-VPNなどがあります。

SSL-VPNはインターネット上の通信を暗号化して行うことにより、VPNを実現します。また、SSL-VPNは導入が容易で使い勝手がいいことから多くの企業・組織で利用されています。

IP-VPNは、通信事業者が独自に用意する専用ネットワークを介して通信を行うため、コストは高くなりますが安全に通信を行うことができます。

国外でのVPN活用

国内に設置されているサイトやサービスは、国内からのアクセス以外を拒否する設定にしているものも多くあります。

こうしたものを利用する際は、VPNサービスを利用して国内のネットワークに接続してサービスを利用する必要があります。

日本においては、AbemaTVやTVer、日本版のNetflixなども国外からアクセスができないので、これらを利用したい方はVPNの利用を検討してください。

API

API(エーピーアイ)とは?

APIはApplication Programming Interfaceの略称で、ソフトウェアが提供しているサービスを他のプログラムでも利用可能にします。

「API連携」という言葉が使われることも多いですが、ソフトウェアとソフトウェアをAPIで連携させることで、特定の処理はAPIを提供しているソフトウェアに任せるといった使い方ができます。

APIの利用例

APIを利用することで、特定の処理をほかのソフトウェアに任せることができると先ほど述べましたが、一例として郵便番号を検索するための「郵便番号検索API」についご紹介します。

これはzipcloudというサービス上で公開されているWebAPIで、郵便番号に対応する住所を探すことができます。

このAPIを利用することにより、API経由で郵便番号による住所の参照が可能となり、個別に住所・郵便番号の処理を行う必要がなくなりました。

他にも、多くのAPIが世の中に公開されており、様々なサービスがAPI連携を活用してサービスの提供を行っています。

APIの種類

APIには主に以下の種類があります。

  • 外部API
  • 内部API
  • パートナーAPI

外部APIはパブリックAPIともいわれ、多くの開発者が利用できる外部に公開されたAPIのことを言います。

一方で、内部APIは外部の開発者が利用できない組織独自のAPIです。主に社内や組織内でのシステムの連携に利用されます。

パートナーAPIは、特定の外部組織・システムにAPIを公開するタイプのAPIです。これにより、利用者を絞ってAPIを利用してもらうことができます。

謝辞

最後までご覧いただきありがとうござました。

ナレッジ通信では、今後も皆様のお役に立てるような内容を発信していきます。

ご意見、ご感想等ありましたら以下までご連絡頂けますと幸いです。

support@ederor.com

今後ともよろしくお願いいたします。

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